モリンガで栄養改善と収入向上支援
ご存知の方も多いと思いますが、
JICA とは国際協力機構で、自分の記憶が
正しければ、日本の正式な国際協力隊としての
位置付けの団体です(ODAの責任も持ってるのかな?)
自分も個人的に何名が知っていますが、優秀な人が多く
世界各地にJICAのメンバーがいるんですよね。
そんな中、ケニアにてモリンガの活動している
JICA職員の方がいました。
詳しくは以下のサイトから見れますが、
http://www.jica.go.jp/kenya/office/others/volunteer/201110_01.html
凄い話なので、一部紹介させて頂きます。
ちょうどその頃、近くで開催された農業ショーに行く機会があり、そこで「モリンガ」という樹に出会いました。モリンガって、何?モリンガは、アフリカ、インド、フィリピンなどの熱帯、亜熱帯地方に自生する植物で、正式名称は、「モリンガ」もしくは「モリンガ・オレイフェラ」といいます。特定の部位のみでなく、モリンガは全ての部位「葉」「実」、「種」、「茎」、「根」、「花」に利用価値があります。栄養素の豊富なことといったら、
カリウム:牛乳の63倍 鉄分:ほうれん草の31倍 ビタミンA:ほうれん草の13倍 ビタミンB1:豚肉の4倍 ビタミンB2:マイワシの50倍 ビタミンB3:ピーナツの50倍 ビタミンE:菜種油の6倍 カルシウム:牛乳の20倍 アミノ酸:黒酢の2倍
まさに救世主の樹です。
ケニアでも自生はしていますが、その栄養価はあまり知られておらず、有効利用されていませんでした。そこで、モリンガの葉をパウダーにして、牛乳に混ぜて入院中の栄養失調の子どもたちに飲ませたり、病院内の荒れ地を耕し種を植え、モリンガガーデンを作りました。また、コミニティーやグループに出かけて、モリンガについてレクチャーをしたり、モリンガの種や苗を配って植えて歩き、モリンガの普及に努めました。気づくと「モリンガさん」と呼ばれるようになっていました。
病院の活動と並行してあるサポートグループの支援もしていました。そのグループはビーズ細工で収入向上に取り組んでいました。しかし、全く売れず悲鳴をあげていました。そこで計画を変更して、モリンガを使って商品開発に取り組みました。そうして何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく「モリンガ石けんやモリンガ茶」の開発に成功し、商品化にこぎつけました。そして、それらはケニアの新しい名物として展示販売やナイロビ市内で販売しはじめました。おかげさまで飛ぶように売れております。
↓病院内でモリンガを栽培
↓草むらに捨てられていた赤ちゃんに
モリンガミルクを与える
↓そのモリンガをミルクと混ぜ栄養失調の
子供に栄養補給中
どうでしょうか?
このブログでいつも言っている「モリンガの可能性は無限大」
「ただの植物ではないんです」
を少しは感じていただけるのではないでしょうか?
その可能性をトコトン突き詰めていきたいと思っています。