モリンガ・プロジェクト2

2013年2月13日 at 6:19 PM

「モリンガの特徴とは、その自生する地域にある」と以前書いたと思いますが、その自生する地域というのは、曲者エリア(すなわち、未開拓地域)、実際、商品をそこから仕入れるには、困難があまりにも、ありすぎるため、断念した企業も多いです。それを、自分がたった一人のパートナーとやるもんだから、その困難さは想像してもあまりあるかと思います。しかも素人だし。

まず、アメリカにモリンガを入れるという目標で始めましたが、それには輸入に関する安全証明が必要で(栄養成分検査、毒性検査など)、それをもらうには、しっかりとした権威のあるところで検査をしてもらわなければなりません。

アメリカに限らず、先進国では、アフリカなどの国から発表された検査内容等は、まず胡散臭いという認識から始まります。FDA や 商品製造工場からも、その点きつ~く絞られましたね。

そんなこんなで、我々は「胡散臭くない」、「間違い無い’」、「英語で言うところの、Legitimateな 」検査機関を見つける、という課題が与えれました。「アフリカで、権威のある機関・・・か、本当にあるのか?、しかも2人で探すとなると・・・」などと悩みましたが・・・何と、日本人には絶対的に有名な「野口英世のNoguchi Institute」がガーナにあり、そこで検査をしてもらえる運びになったのです。

このプロジェクトを始めたのが、ガーナだったというのは、なんという幸運。まさか、ここで野口英世の功績に繋がれるとは、と 導かれた感触に震えましたね。

しかし、検査機関の場所に関してはクリアしたものの、次なる難関は、「実際に安全なん?」という点です。

前述したように、大手の企業が第3諸国から原料を仕入れるのに二の足を踏んでいる理由として、安全に関して責任が持てないという事が最大の理由です。それは、その通りで、そもそも安全でなければ、流通許可も降りないので、少しでも毒性があるものは、そこで試合終了です。

大丈夫か・・?スタート時点にようやく立ったところで、プロジェクト頓挫という最悪のシナリオも頭に浮かびましたが。。。。

結果、

見事、全ての検査をパス!


 



 

 



 

これで、晴れて、輸入に関する第一歩を踏み出せた事になりました。

有難う、野口研究所!、幸あれ、安全なモリンガ!

と、浮かれましたが、困難というトンネルを抜けるには、まだ先は長いようでした。

- モリンガ・プロジェクト3に続く・・・